ホームページを作成するときに、ホームページのアドレス(URL)を考えることも大切です。
「https://webtarou.com」のようにサイト名を反映させる場合や、好きな文字列を考えることでしょう。
そこで、きっと悩む部分が、アドレスの最後の部分です。
ホームページによって、
- .com
- .jp
- .net
- .co.jp
などさまざまな種類があります。
その部分を「ドメイン」と呼ぶのですが、今回はそのドメインの選び方を解説していきます。
そもそもドメインとはどんな意味を持つのか、それぞれのドメインの持つ意味はなんなのか、料金は違うのかなども紹介していきますので参考にしてください。
そもそもドメインってなに?
まずは、そもそもドメインとはなんなのかを紹介していきましょう。
WEB TAROのホームページのアドレスはこちらです。
全体のことをURLもしくはアドレスと呼び、「webtarou.com」のことをドメインと呼びます。
URLやドメインの考え方
ホームページにはたくさんの情報があります。
文章や画像、動画などさまざまなデータがあるわけです。
ですが、そのデータはパソコンやスマホに保存されているわけではなく、インターネット上に保管されています。
その保管されている場所がサーバーです。
ただ、そのサーバーも全国各地、世界各地にあります。
そのサーバーを1つ1つ探していては、1つのページを表示させるだけでもかなりの時間がかかってしまうでしょう。
そのときそれぞれのサーバーに名前をつけておけば、すぐに目当てのデータを見つけることができます。
その名前がドメインというわけです。
インターネット上の住所というイメージで問題ありません。
アドレス>URL>ドメイン
アドレスとURL、ドメインは混同しがちでどれも同じ意味を持つように感じてしまいますが、厳密には3種類それぞれ異なります。
専門的に解説すると難しいので大まかなイメージだけ把握しておきましょう。
- アドレス:ネット関連の住所
- URL:ネット関連の中でもWebサイトに関係する住所
- ドメイン:URLのうち自分で自由に決められる住所
アドレスは、たとえばメールアドレス(info@webtarou.com)やIPアドレス(192.158.1.38)などもアドレスのグループに入ります。
アドレスの中でも、Webサイトに関係するものをURL(https://webtarou.com)と呼びます。
URLの中でも、自由に決められる部分のことをドメイン(webtarou.com)と言います。
ドメインにも種類がある
さて、ドメインがURLの一部であることを理解できたら、そのドメインにもいくつかの種類があることを確認していきましょう。
- WEB TARO:https://webtarou.com
- Google:https://www.google.co.jp
- PIXIV:https://www.pixiv.net
- Wikipedia:https://ja.wikipedia.org
といったように、ドメインには何種類もあります。
ドメインには1000種類以上ありますが、ここでは代表的なドメインが持つ意味を解説していきます。
商用を表す「.com」
最も有名で人気のあるドメインが「.com」です。
「Commercial(商用)」を表しています。
おそらくホームページを作る場合、ほとんどの方が「.com」を使うことになるでしょう。
ただし、世界中で人気があり短い単語の組み合わせはすでに登録済みで使えない場合もあるのでよく確認してください。
ネットワークを表す「.net」
「.net」は、「Network(ネットワーク)」を意味するドメインです。
Webサイトがネットワークやテクノロジーを扱うような場合は「.net」が使われる傾向にあります。
「.com」まではいかないものの、人気のドメインです。
日本を表す「.jp」
ドメインには国を表すものもあります。
「Japan(日本)」を表すドメインが「.jp」です。
日本向けのWebサイトの場合に使われます。
ちなみに国内在住であれば、個人・法人問わず誰でも利用可能です。
例えば、アメリカは「.us」中国は「.cn」韓国は「.kr」など国によって異なります。
日本企業のみが登録できる「.co.jp」
日本で登記された会社だけが持つことができるドメインが「.co.jp」です。
「Commercial(商用)」と「Japan(日本)」の組み合わせになります。
また、1組織につき1つしか「.co.jp」を使うことができません。
誰もが登録できるドメインではないため信頼性は高く、一部上場企業の98%が「.co.jp」を使用しているようです。
情報を表す「.info」
「Information(情報)」を意味するドメインが「.info」です。
ブログやコラムなど情報発信を中心にするWebサイトの場合は「.info」がよく使われます。
非営利団体を表す「.org」
「.org」は、「Organization(組織)」を意味するドメインです。
元々は非営利組織のために用意されたもので、NGOやNPO、教育関連団体などで使われる傾向にあります。
特に意味を持たない「.xyz」
中には特に意味を持たないドメインも存在します。
「.xyz」はアルファベットの最後の3文字を表したもので、特に意味があるドメインではありません。
そのため、ドメインが持つ意味に影響されたくない場合によく使われています。
ドメイン料金は種類によって違う?
独自ドメイン(自分の好きなドメイン)を習得する場合、ドメイン費用というものがかかります。
だいたいの場合は年間1,000円程度のものですが、ドメインの種類によって費用が変わってきますので確認しておきましょう。
登録料だけでなく更新料にも注目
ホームページのドメインは、一度登録したらかんたんに変更することはできません。
またドメインを作り直すイメージになります。
そのため、一度取得したドメインはずっと使い続けることになるでしょう。
ドメインを登録するときには「登録料」がかかります。
中には、登録料が格安のドメインもあります。
しかし注目しなければならないのは「更新料」です。
登録料が格安でも更新料が高額だと維持費が大変なことになってしまうので、両方をよく確認していきましょう。
各種ドメインの登録料と更新料の一覧
ここでは、WEB TAROでもよく使っている「お名前.com」というドメイン登録サービスの料金表をもとに紹介していきます。
ドメイン | 登録料 | 更新料 |
---|---|---|
.com | 0円~ | 1,287円~ |
.net | 0円~ | 1,507円~ |
.jp | 0円~ | 3,091円~ |
.co.jp | 3,960円~ | 4,125円~ |
.info | 280円~ | 1,628円 |
.org | 860円~ | 1,507円~ |
.xyz | 0円~ | 1,628円 |
.blog | 0円~ | 3,058円 |
.shop | 0円~ | 4,378円 |
.online | 0円~ | 5,040円 |
.site | 60円~ | 4,268円 |
.tokyo | 80円~ | 2,560円 |
.biz | 240円~ | 1,628円~ |
.company | 760円~ | 2,035円 |
.design | 2,680円~ | 6,468円 |
.games | 2,948円 | 2,948円 |
.school | 3,498円 | 3,498円 |
ドメイン料金一覧|お名前.com を参考に作成
ドメインの種類はかなり多いので、一部の紹介になります。
気になるドメインがあるか確認してみましょう。
結局、ドメインはどれを選べばいいの?
さて、ドメインの意味や種類、料金を確認できたところで、結局のところどのドメインを選べばいいのでしょうか。
結論は、
どれでもいい
です。
それぞれのドメインが持つ意味はありますが、基本的にどのドメインを選んでも問題ありません。
商用目的ではなく、趣味目的のWebサイトでも「.com」を使っても大丈夫です。
おそらく、維持費を気にする場合もあると思いますので、登録料や更新料が比較的手頃なドメインを選ぶといいでしょう。
もちろんSEO的もどのドメインを選んでもそこまでの差はありません。
ただ、「.co.jp」など一部のドメインには登録制限があるので注意しましょう。
まとめ:ドメインには種類があるけど、どれを選んでもOK
ドメインは、ネット上の住所であることや、「〇〇.com」といった部分をドメインと呼ぶことがわかりました。
そして、ドメインにも「.com」「.jp」などの種類があり、それぞれ登録料や更新料が異なることも解説してきました。
しかし、結局のところはどのドメインを利用しても問題ありません。
維持費から考えて手頃な価格帯のドメインを選んでもいいですし、Webサイトの特徴に合うような意味をもつドメインを選んでも問題ありません。
ただし、ドメインは早い者勝ちです。
お気に入りのドメインがあったとしても、先に使われてしまっては登録することができないので、諦めるしかありません。
また、一度ドメインを取得すると、かんたんには変更することができません。
ドメインはホームページを表す大切な部分です。
どんなドメインにしたいかよく考えて登録してみましょう。
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